top of page

Z9とFinepix S5 Pro

Z9を夜の撮影で実戦投入した。

一年を通して最も過酷だと考えている夜渡御の撮影、天候は雨だった。Z9は問題なく撮影できた。アイセンサーに雨粒が付いた時に、LVが使えなくなったことがあったが、雨粒を拭き取れば解決する話。気になったのは、帰宅後にデータのバックアップをして、データを見直した時だ。高感度のノイズがよろしくないのだ。D850はもちろん、D4の方がノイズが少ないと見えるくらいだ。夜、雨、屋外で街灯がない場所での渡御という条件が厳しい撮影であったのでiso6400まで上げたのだが、このノイズは厳しいと見える。高感度ノイズ(主に輝度ノイズだが)がディティールの見た目を悪くしている。シャープさに欠け、ぼんやりと見える。輝度ノイズ自体も目立つ。このノイズは、レンズのシャープさやコントラストの良さを活かしていない、というかSレンズでこれなら、Fマウントのレンズではどうなるのか?って感じ。Z9のノイズは、フォトショップライトルームのノイズの除去をすることで、まぁ、綺麗になるのではあるが、今後のバージョンアップでなんとかしてほしい。常用iso6400を可能にしてほしい。


そして、S5 Pro。nikon D200をベースにした富士フィルムのデジタル一眼レフ。センサーをフジ独自のスーパーハニカムCCD、UIをニコンのものとは変えている。また、現在のフジでは当たり前のフィルムシミュレーションを搭載している。当時の開発者のインタビューでは、主に写真館での業務使用を考慮し、撮ってだしのjpegの質を上げている、という。で、使った感想。D200を自分のカメラとして使っていたので操作はすぐに慣れた。出てくる画像はカメラのモニターではほぼ分からないが、iMacのモニターで見ると良い感じ。拡大すると解像度が低いからか少し眠たい。A4にプリントすると、ライティングしたポートレートで髪の毛1本まで綺麗に繋がっているが、まつ毛などの細い部分の解像度は現代のカメラに比べると明らかに低い。しかし、肌のトーンは文句なし。同様に屋外での撮影のプリント、空の青は特徴がある、と言っても良いくらい綺麗。

2007年発売、1200万画素のセンサーだが細部の解像度的には600万画素程度しかなく、それを補正して実質800万画素程度、バッテリーはフジ独自のもの、CFカード使用、こんな感じのカメラがS5 Pro。


ニコンのフラッグシップZ9、16年前の富士フィルムのフラッグシップ(とメーカーは呼んでないが)、時代の差は明らかなのだが、出てくる画像の好き嫌いで言えば、昔のCCDセンサーの色と立体感は好きなままだ。(ライカM8もM-EもCCDだ)

Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page