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イベントの写真

イベントの写真は、簡単そうで難しい。


撮影時間が朝から夜までなんていうのは普通で、そうなると当然露出は変わっていく。屋外と屋内を行って来てするイベントの場合は、なおさら。そこに必要なのは、イベントの内容等の事前の把握と、撮影の経験値、そしてどんな被写体にも対応できるだけの機材。人が集まるであろう時間帯を予想し移動、どうしても人が集まる時間が重複する異なる場合、どちらかを「捨て」なければならない。そんな選択が迫られることも、少なくない。


そして、何より考える必要があるのは、いかに撮れば来年のポスターに使える画像になるか?である。当然、来年のポスターの案なぞ決まっているわけもなく、そうなるとポスターデザインが如何様であっても使える写真を撮っておかねばならない。撮影時に天候がすぐれなければポスターに使える写真は激減する、そうなればプランBの用意も必要だ。


新聞社でカメラマンの契約社員をやっていた頃は「お前は撮りすぎだ」と言われた。掲載が小さい1カットの場合、必要なものが撮れたと判断した先輩カメラマンは、さっさと帰社するもんだった。私の場合、「この後、何か起こるかも」とか「もっといいものが撮れるかも」と考えて、イベントの最後まで現場にいることは当たり前だった。この考えは、今も間違ってないと思うし、他の撮影の時の根底にある考えでもある。

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