覚書
- Toshio Inose
- 2021年7月23日
- 読了時間: 1分
A.撮りたい被写体を撮る写真 B.何かを表現するために撮る写真。B.の「表現」とは、カメラの性能やレンズの特性、被写体の表層を写しとることではなく、撮影者の内面にある概念や思考、視点などを発出させるための手段。A.では写真が目的であるが、B.において写真は目的ではなく「表現」の手段。撮影者の内側にあるものを表現するのが「美術としての写真」であり、被写体を写しとる行為は「写真」。
上記のAとBの違いが、「写真」と「美術としての写真」の違い。
この世の多くの写真は「写真」であり、「美術のとしての写真」ではない。ただの「写真」が「作品」と呼ばれる誤解。
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