人と家族
- Toshio Inose
- 2022年1月13日
- 読了時間: 1分
今年も成人式を撮らせてもらった。
七五三もそうだが、成人式も1日に1人(もしくは1家族)しか撮れない。なぜなら、朝から夕方まで付きっきりで撮影だから。今年の成人さんも、朝一のお母さんのご実家での撮影から始まり、旦那さんの兄弟、神社、本人のご実家、式典会場と回った。お母さんのご実家にはお母さんの兄弟から従兄弟、おじさんおばさんまで揃って写ってくれたし、旦那さんの兄弟もご夫婦(+犬)で待っていてくれた。神社ではお母さんの姉妹や本人の従兄弟達と待ち合わせて合流し、実家ではおばあちゃんが御仏壇の前で家族一緒に撮らせてくれた。撮影データはピンボケや伝わりにくいものは除いて全て納品、気になったデータはA4もしくは2Lでプリントして納品した。
こうした撮影では、成人した娘さんを撮らせてもらっているのはもちろんだが、その家族の皆さんも撮らせてもらっている。それは、言い換えれば、その日の主人公のこれまでの人生を撮らせてもらっている気がする。人と家族と人生が写っている写真。
数年後でも数十年後でもよいが、この日の写真...プリントを引き出しや箪笥の奥から引っ張り出して、家族で何となく見返す時があって、その時に「自分はこんな家族に囲まれて成人を迎えたんだな」と思い返してもらえれば、嬉しい。





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