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CarlZeissのレンズ

  • Toshio Inose
  • 2022年11月28日
  • 読了時間: 2分

 ニコン用として使っているレンズで気に入っているのは、ニッコールのAF-S 58mm F=1,4、そしてコシナのカールツァイスだ。

25mm、35mm、50mm、50mmマクロ、85mm。以前は100mmのマクロプラナーも持っていたが、売ってしまった。マウントは、ZFとZF.2とどちらもあるが、そこはどっちでも構わない。何が気に入っているかと言えば、その写りである。


 レンズの話をすると、開発者でもないし、光学を学んでもいないし、どうにも印象とか感想の話になってしまうし、そうなってくると行き着く先はファンタジーで文学的な表現になってしまう。なので、あまりレンズの印象や感想は語りたくないのだが、ツァイスのレンズは文学的に語りたくなるのもわからなくはない。そのくらい良い。


 レンズの良し悪しは何?という話になるともちろんMTFとか出てくることになろうが、その曲線がどんな形状あれ、写った写真が全てだと思う。つまり、数値的な評価は絶対的な条件があってこそ成り立つものであり、実際の写真撮影の現場では毎回異なる条件で異なる被写体を異なる距離から撮影するわけで、同じ条件での比較や検査室での数値的評価は、レンズの一面でしかない。とはいえ、個人的にツァイスのレンズの凄さは感じている。私が良いレンズだなぁ、と感じるのは、「抜け」と「収差の少なさ」である。これは、写真になれば分かる。まっすぐなはずの建物が歪んでいる、何か燻んだような写り、被写体の周辺に見えるはずのない色が滲んでいる・・・こういうのは、一般的な業務撮影では使いにくい。何故なら、伝えたいことがそれらの雑味によって薄れてしまう可能性があるから。見る人が、写真に集中できなくなる可能性があるから。


 では、見たままに写れば良いのか?と言えば、ほんの少し違う。可能なら、実際に見たよりも「綺麗に」写って欲しい。PS的な後処理で演出、ではなく、被写体の持つ撮影者が惹かれた部分を素敵に見せてくれるような「綺麗さ」。


 結局、最後はファンタジーのようなことを書いてしまった。これが、レンズの話。

 
 
 

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