カメラの話
- Toshio Inose
- 2022年7月30日
- 読了時間: 2分
仕事のメインカメラをフジフィルムに替えてから数年が経つのだが、未だに以前のメインカメラのニコンの一眼レフを手放せない。
一年を通して最もハードな撮影は、夏祭りだと考えている。真夏の高温、多湿、日差しの強さ、そして突然くる雷雨、それらの環境の変化に耐えられる確信が必要な場合、未だにニコンが最適だと思っている。ニコンの一眼レフは、過去に何度もそのような状況を乗り越えている。
フジフィルムのミラーレス、出てくる画像は十分だし、システムとしてもコンパクトになるので便利なのだが、雨や高温でのEVFの信頼性に自信がもてない。輝度差が激しい場面の表示遅れや電源オン時の立ち上がりの遅さは、慣れはしたものの、ないに越したことはない部分である。また、もしもカメラ本体を何かにぶつけた時、EVFのような精密部品が壊れないか、も心配の種である。当然、豪雨時の耐候性も然りである。(カメラのレインカバーもあるが、カバーを装着し手持ちで撮り続ける場合、汗と湿気がカバー内にこもり、結局は雨に打たれている状態と変わらないくらいカメラが濡れる。レインカバーは三脚に設置するような静的な撮影の場合にしか有効でない)
過去の経験と不安箇所の少なさから、ニコンの一眼レフが私には必要である。
追記:今年の夏祭りは、妻がGR3で参戦した。結果は、上出来である。X-H1やD850とも遜色ない画像が撮れている。それらとの違いは、夜の撮影の高感度ノイズくらいのもんで、感度が上がってもシャープさは残っている。加えて、ペンタックスのストロボの調光の優秀さと使いやすさも、GRの撮影結果に影響していると思う。

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