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プリンタ備忘録

  • Toshio Inose
  • 2020年7月30日
  • 読了時間: 2分

PX-5600が2017年に修理受付終了になって以降、いつ壊れるか、壊れたら終わりだな、とヒヤヒヤで使ってきたが、先日PX-5600は突然御臨終された。ので、EP-50Vを導入した。顔料インクから染料インクに変わったことは大きいが、印刷コストや印刷するデータの種類、頻繁に使う用紙の特徴を考えた結果、染料インクで良しとした。


プリンタが変われば、当然、これまでの印刷とは結果が異なる。

カラープリントはこれまでの設定をほんのわずか変える程度でPX-5600と同等の見た目のプリントが出来たが、モノクロプリントは案の定、テスト印刷を繰り返す必要があった。


PX-5600と同等のモノクロプリントを出す設定は以下。


カラーマネジメントを「プリンターによって管理」に切り替える。

(通常は使う紙によってプロファイルを変えるが、いずれもPSでの管理)

印刷設定で「モノクロ写真」を選び、モノクロの色調は「現在の設定orニュートラル」、調子は「標準」、その他は(私の場合)変更の必要性を感じない。

カラー詳細設定で、カラーバランスを「水平−2、垂直2」に設定、これはプリントのマゼンダ被りをとるために変更した(プリント乾燥後、よりニュートラルがモノクロがよければ0/0)。


当初、EP-50VでモノクロをプリントしてPX-5600のプリントと比べると、どうにもマゼンダが被っている。この現象は一般的に良いとされるプリンタに見られるものらしく、このマゼンダを減少させる方向にプリンタの設定を変えればニュートラルな色調に近づく、みたいなことをピクトランのサイトで読んだので試してみた。その結果は良好だった。はじめ水平/垂直に−5/5変更したが、これはやり過ぎた。で、それぞれ−2/2で試したところ、上々の結果。もう少し追い込むことも出来るだろうが、プリントを見る光源での差異やらプリントの乾燥の程度を考慮すると、ハマる前にやめておくことにする。


今回使った用紙は「SIHLのサテンバライタペーパー290」、今後、用紙が変わればこの設定も変えていくことになろうが、カラーマネジメントをプリンタで管理にすることで狙った色調に出来るという基本が分かったので、これで良しとする。


顔料や染料の違いは小さくないと思うが、使う用紙の特徴に合わせてそれぞれを使い分けることが理想な気もする。エプソンのクリスピアやフジの超光沢紙と、マットなアート紙を同じプリンタで作業しようというのが虫が良すぎるんだろうな。

 
 
 

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