写真展示とアルバム
令和2年の初春、昨年の荒神祭の写真を大前神社で展示させてもらっている。見に来てくれる人たちは、ほとんどが地元の人で、荒神祭に参加している人、もしくは家族が参加している等だ。それが良いと思っているし、それが嬉しい。 写真展というと、撮影者が撮った写真を「作品」と呼び、あたかも...
どんな写真が撮りたいか
数年前、吊り雛の先生を取材した。一通りの取材が終わり一休みしていると、先生の旦那さんがお茶を持ってきてくれた。先生が「この人がいてくれるから、私は制作に専念出来るんですよ。」と言っていた。「せっかくだから、ツーショット撮りませんか?」と私が言うと、先生は照れながらも「じゃあ...
炎上と雑記
先日、某新作カメラのPVが炎上した。新発売されるコンパクトデジタルカメラを使っての渋谷でのスナップ撮影の様子を撮った動画だった。撮影者は、向こうから歩いてくる見ず知らずの人(主に女性や外国人が多いように見えた)に対し、すれ違いざまにカメラをその人の顔の前に突き出すようにシャ...
何のために
著名なフォークシンガーが「誰が作ったかわからないけど、いつまでも歌ってもらえるような歌になればいい」みたいなことを言っていたのを本で読んだ。一つの理想だなぁ、と思った。 個人の名前なんかよりも自分の撮った写真が、それこそ数十年後に誰かの家にあるしばらく開けられていないダンボ...
宝物
「ここにある宝物、見てって」とおばちゃんが指差したのは、廃校になった小学校に貼られたその学校の大正6年から続く卒業写真。誰が撮ったか、誰が写っているか、本人たち以外には分からない他の人にはアノニマスなただの集合写真でしかないのに、グッときた。...
終わる理由
10年続いたブログが終わる。私が唯一定期的に読んでいた、ある写真家さんのブログ。昨今見聞きするサラリーマンの副業的な趣味の延長にある自称写真家とは違う、本当の意味での写真家さん。 終わる理由は最後の記事に書いてあった。その中に私も同感な部分が多くあって、一人で納得してしまっ...
7月も終わった
7月の撮影も無事に終わり。 使用機材を変えて多少の心配をオプション装備したが、問題なくて良かった。 自分が惚れた人たちを撮るっていうのは、やっぱり良いもんだ。 撮れないかも、という不安は毎回必ず付いてくるが、それくらいの緊張感は必要かもしれない。...
撮った写真
私がいなくなったら、これまで撮った写真はどうなるのだろう。 古道具屋で売りに出ている古写真を見て、ふと思った。 ほとんどは誰にとっても価値のないゴミ。やれスナップだ、やれ表現だ、写真なんて目の前の事実をとったものでしかない記録だ、とかとか、私がどんなに嘯いても所詮は不用品に...
No Title.
昨年末に真岡市のまちかど美術館にて「Summer on record」という写真展をやらせてもらった。昨年は1月にも同じ場所で同じテーマで展示させてもらった。12月の展示は関係者にも展示プリントを提供してもらえたので、バラエティに溢れる展示になったように思う。展示最終日には...


1月の展示
今年1月に展示をやった。 プリント合計566枚を17mの壁に貼り、最終日には欲しい人が壁から剥がして持ち帰ってもらった。 最終的に、壁に残った30枚ほどのプリントは市内の店舗に引き取ってもらい、現在でもその店の壁を飾っている。